美容師になって最初に覚える技術はシャンプーです。
後から理解していく事ですが、シャンプーから色々な気付きを与えてもらえます。
その後の美容師人生にも影響があるぐらいと思います。
レッスンに対する取り組み方、体感作業の難しさ、髪の扱い方etc・・・・・。
技術と言うからには奥が深いのは当たり前。結論から言わせて頂くと、テクニックも大事ですが
1番大事なのは「気持ち」です。
「ありがとう。ホント~に気持ちよかったわ。」「シャンプーはあなたにして欲しい」
こう言った言葉をどれだけ頂けるか。どれだけ本気で思えるか。
ここで僕が思いだす先輩からの言葉。
「大作よー覚えとけよ。ええ美容師でシャンプー下手な奴、俺は見たことない」
「ええ、そうなんですか!?」
(そうなんや。シャンプーは通過点ちゃうんや!って事は逆に言うとシャンプー上手くならんと、ええ美容師にはなられへんってことか。)
当たり前ですが、最初レッスンを見て下さる先輩の技術には到底及びません。
「僕が店でシャンプー指名ナンバー1になるには・・・・・どうしたらええんやろ?。上手いと言われるのは時間かかるやろなぁ~。じゃー何で勝負できる?そうか僕がシャンプー上手いか、下手かは別として、丁寧なんは伝わるんちゃうか。」
それから僕のシャンプーの課題は「店の誰よりも丁寧なシャンプーをする」でした。
その甲斐あって指名も頂けるようになり(もちろん1番になりましたよエッヘン!)
3年生の間まではお店のシャンプーレッスンはメインで指導するようになりました。
ありがたい事に、教える事でまた僕のシャンプー技術は数段進歩したと思います。
えぇ~今も額に大汗をかいてシャンプーしてますよ!
44のオッサンなので腰、肩、背中、体力的にはきついですが(笑)
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