ファッションショーは、高級ブランドビジネスの中でも最も華やかで、消費と直結するわかりやすいイメージの部分です。そして、派手でインパクトがあります。
ブランドの社会貢献!?「正直、高級ブランドに社会貢献のイメージなんてあらへんわ~」が僕の感想。
●教育支援
“教育はすべての子どもにとって永遠の贈り物”という考えの下、グッチは2012年から「ユネスコ協会就学支援奨学金—GUCCI奨学生」というプログラムを展開しているそうです。もともと、ユネスコ協会就学支援は被災地の小・中学生を対象に、返還不要で奨学金が給付される制度で、すでに2000人近い子どもが支援を受けています。
コレは僕も知ってる!!東日本大震災以降、200万ユーロ(約2億3000万円相当)という巨額の寄付をはじめ、毎年、ネックレスやブレスレットといったチャリティアイテムを販売し、その売上金全額や、その収益の一部を寄付するなど、継続的な東北支援を続けています。
●女性支援
全世界を対象にグッチが行っているのが、女性支援を目的とした“Chime For
Change”というキャンペーンです。今まですでに81カ国280以上のプロジェクトで資金を達成しています。さらに、昨年の6月には、このキャンペーンの発起人のひとりである歌手のビヨンセをはじめ、活動に賛同する大物アーティスト、マドンナ、メアリー・J・ブライジ、ジェニファー・ロペスほか多数が登場するライブがロンドンで行われ、5万人を動員したそうです。そして、そのライブのチケット代4億3000万円は、Chime
for Changeを通じさまざまなプロジェクトに寄付されました。
このほかにも、グッチはマーティン・スコセッシ監督により設立された、歴史的な映画(フィルム)の修復・保護を行う“The Film Foundation”のサポートと、修復されたフィルムを上映するCinema Visionaries活動を行っています。また、実際に修復された映画は日本でも上映されていてるようで、グッチ銀座店の中にある特設シネマルームで映画を楽しめるそうです。
シャネルやヴィトンの取り組み
シャネルには、“Pygmalion days”という活動があります。この“ピグマリオン”という言葉には、才能を信じ、支援して、開花させるという意味があるそうです。生前のココ・シャネルは、無名時代のピカソ、ストラヴィンスキー、ルキノ・ヴィスコンティ、ラディゲ、ジャン・コクトーなど、さまざまなアーティストのパトロンとして彼らを支えました。シャネルの銀座店内にあるシャネル・ネクサス・ホールを、若手のアーティストに演奏する場として提供し、定期的に演奏会も開いているようです。
ルイ・ヴィトンは表参道店内にエスパス・ルイ・ヴィトンというスペースが設けられているそうで、さまざまなアーティストの展覧会などを行い、芸術支援を行っています。そのほかにも、震災で被害を受けた三陸地方の養殖業や水産業の復興支援を行う「森は海の恋人運動」のサポートや、坂本龍一さんが創立した社団法人モア・トゥリーズの協力を得て、長野県小諸市に「ルイ・ヴィトンの森」をつくり、環境問題にも取り組んでいます。
ファッションというと、浪費や消費という自己中心的なイメージがありました(スミマセン)。でも社会貢献をしているブランドもある!素敵です!!
そして、消費者も購買という行為を通し、その企業を応援し、そのおカネは回り回って、世界のどこかでサポートを必要としている人々を支援する、という循環ができつつあります!素晴らしい!!
なんか買いたいのはヤマヤマやねんけどなぁ~。高額やからなぁ~。
コメントをお書きください